日記

京王沿線徒歩の旅2009

2012.07.26 05:36

今日の1曲: Planet Freedom / スフィア

おはようございます。
珍しく7月は4回も更新できてるXIAORINGです。

こんなペースで書いてるのいつぶりだろう…w

いつもせいぜい月1~2がせいいっぱいで…
調べてみたら、月に4回書いたのは、なんと2010年の8月以来みたいです。

今日は京王線関係のネタを2つ。
かなり、というか、めっちゃくちゃ盛りだくさんですwwサーセンwww

京王線、8月19日の調布付近地下化よりダイヤ改定

京王線が8月19日に、調布近辺を現在の地上線から地下のトンネルに切り替えるという、近年最大の大変化を迎えるというのは、5月の連休頃の日記で書いたとおりです。

そこでさらに、地下のトンネルに線路の掛け替えが終わった後、ダイヤ改定を行うそうです。

京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、社長:永田 正)では、「調布駅付近連続立体交差事業」における8月19日(日)の地下線への切り替え完了後、下記の通り京王線(井の頭線を除く)のダイヤを改定します

調布駅付近地下線への切り替え完了後、京王線のダイヤ改定を実施します | 京王グループ


国領~柴崎間、地下化工事中の区間を走る8000系

全体的には現在のダイヤをベースに、各駅数分の変更、平日夕方下りの急行調布まで快速・相模原線内急行になるなど、いくつかの種別変更がある様子。
パターンダイヤの大枠自体は変わらないかんじです。

京王線と相模原線の平面交差での分岐が解消されることによって、調布名物だった相模原線の信号待ちはもう見られなくなります


調布駅手前のカーブで信号待ちをする、京王相模原線からの8000系

また今まで調布止まりの各停が本線上で折り返してたのが、調布駅の地下化 (2層化) によって不可能になるなど、今回目玉の調布付近では結構変化がありそうです。
10分間に3本の電車が通る本線上の、ごく僅かな時間で折り返しをしているという、今までのそれも十分すごいことですけどね。
あとは、こないだ調布京王多摩川間に片渡り線が新設されてたので、その使い方も気になります。


調布駅。左奥の1番線から急行橋本行き、準特急京王八王子行き、当駅終点の各停調布行き。

そして、先週一度ダイヤを見たときには気づかなかったんですが、今回のダイヤ改定で京王のフラッグシップである「特急」が完全消滅してしまうようです…!
特急系はすべて準特急に。
といっても去年の震災以降、特急は土休の朝に上下1本ずつだけだったので、もう最後に特急乗ったのっていつだ…?ってかんじですけどw

来月からは準特急が最速になるのですが、じゃあ北野分倍河原特急停車駅に加えて全部特急にすりゃあいいじゃんwっていう…
…のも考えましたが、特急は最初の設定以来一度も停車駅が変わっていないという伝統があったり、あとは中央線との競争でできるだけ公表上の最短所要時間を伸ばしたくないというのもあるかもしれないな…っと思ってます。
他にも準特急は、府中から京八方面では運転席にある種別表示が「特急」から「急行」に変わってたりするので (新宿から府中までは特急と停車駅が同じで、府中から京八方面は急行と同じ) 、そういうシステム上の都合も多少あるんでしょうか。

なお、今年度中に抜本的なダイヤ改定を予定しています。

調布駅付近地下線への切り替え完了後、京王線のダイヤ改定を実施します | 京王グループ

とニュースリリースにあるので、過去の例からいくと9月とか3月とか、そこらへんにもう一度ダイア改定があるんでしょうか。
そのときはもしかすると、パターンダイヤの変更、接続・待ち合わせの基本的なパターンの変更、特急の復活など種別変更、あるいは白紙改定…などもあるんだろうか…とか考えてしまいますね。

今回のダイヤ改定による変更点などは、このあたりのブログが詳しいです。


もうすぐ地下になってしまう、調布駅構内から布田方面

仙川ユーザーとしては快速が増えるのはありがたいですが、考えてみたら、今回増える平日のあの時間帯に下り電車に乗れることはほぼないですねw

そして長い間京王の顔だった特急が、いつかまた必ずや帰ってくることを心待ちにしています。

2009年5月、仙川~新宿を歩きました

さてさて、ここからが今日の本題。

今年の柴崎~調布~京王多摩川/西調布を歩いたときにも書いてますが、ここんとこ毎年5月のゴールデンウィークには京王沿線を歩いています

2008年から初めて、今年2012年で5年目になったわけですが、最初の1年以外は、なんだかんだずっとここの日記には載せてなかったんですね…

今年は調布地下化に併せてあの区間を歩いたので、3週間後に迫る線路切替の前に上げておきたいところ…
…ですが、その前に2009年~2011年の3年分がずっと上げずに溜まってたので、それはいかんいかんと。

そこで、この機会に今まで溜まってる分を一気にドカドカ上げていくことにしました

で、今回上げる2009年はこの区間。
もう3年も前なんですね…

(元の画像は、京王のサイト内、時刻表のページより)

2009年は仙川から新宿までを歩いてきました!
今までの5年間で、この年が最長距離でした。
もうこんなに歩けないなぁ…

では長いですが、参ります!

スタート: 仙川

2009年は仙川から上り方面へ向かってスタート。

今でこそ仙川に住んでますが当時はまだ橋本住まい。
でも実はこの頃ここら辺を歩いた時ぐらいから、仙川いいなーって密かに思いを寄せてました。
2年越しというやつですね。

仙川は駅周辺が岡の上にあり、仙川周辺だけ堀割の中を京王線が進んでいく感じ。
駅ホームはB1F部分になります。
なので仙川はここらへんの京王線の駅ではめずらしく、駅前に踏切がないのです。

仙川から新宿方面。

仙川三叉路から旧甲州街道へ。
この写真の中央やや奥ぐらいに、仙川の川が流れてます。

狭い路地を行き、線路沿いに。

2009年はまだ現役だった6000系
今は引退してしまってるので、もうこの姿は見ることができないのですね…

6017F、準特急 新宿行きの勇姿。

線路沿いを千歳烏山へ。

千歳烏山

向こうに見えるのが千歳烏山駅のホーム。
新宿方面。

千歳烏山駅前。
烏山といえばこの駅前の踏切。

もともと路面電車規格から始まった路線だからなのかは知らないですが、このあたり地上区間の京王線は線路脇の用地が狭く、電車が通るすぐ近くがもう道路になってる所が多いですよね。
道路のすぐ脇すれすれを準特急とかがバンバン飛ばしてくのも、魅力のひとつですね。

カーブしてる向こうには芦花公園のホームが見えてます。

線路から少し南へ行くと、烏山神社という神社がありました。

芦花公園

芦花公園駅近くのマンションの間を抜けて駅前へ。

駅前へ到着。
2009年の時点では、現在の橋上駅舎はまだ完成してませんでした。
今はなき旧駅舎と、右奥の踏切を渡るのは6000系という、今ではもう見れない組み合わせとなりました。

踏切を渡って北口の商店街。

一旦甲州街道へ出て、環八方面へ。
環八を渡ったところが八幡山です。

八幡山

環八を渡る歩道橋の上から。

振り返って、環八を渡る7000系。

八幡山付近は高架になってます。
その脇を進みます。

八幡山駅前。

まだまだ進みます。

ここが新宿から8km地点。
つまりここからまだ新宿まで8km歩いたことになります。

この公園が見えるあたりで、京王線は高架から地上に降りてきます。

上北沢

下北沢は有名ですが、上北沢は各停のみの島式ホーム1面2線の駅です。
住宅地の中にふつうに駅があります。

上北沢駅ホーム。
上の写真のように、ここも線路のすぐ隣に道路が走ってるので、道路から普通に撮れます。

駅入口。

駅前の踏切と、商店街。
南口は春になると桜がきれいです。

路地を進んで桜上水へ向かいます。
世田谷はほんと狭い路地が多いですねw

こういう車も通れないような小さい踏切もいいものです。

桜上水

そして見えてきたのが桜上水。
もともと車両基地があったところで現在も留置線が多くあります。
ここで車両の入出庫だけでなく、乗務員交代もけっこうあります。
新宿からの終電も、ここで一日の業務を終えます。

ホームは2面4線。
急行快速各停の接続とか、各停準特急通過待ちとかします。

駅入口。

駅東側の踏切。
ホームのすぐ先に踏切があって、ポイントは踏切を越えた後、さらに引き上げ線もあるので、けっこう長い踏切になってます。

京王線の下高井戸~東府中ぐらいまでの地上駅は、踏切ギリギリまでホームがある駅ばかりですね。

桜上水から新宿方面。
踏切を越えた後、写真の中央付近で1番線と4番線の分岐点があります。
左奥は新宿側にも少しある留置線。

踏切から上り1番線。

下高井戸へ向かって少し歩いたところに、留置線の終点があります。

また路地を進みます。

線路沿いの道へ。
今はもうない5灯式地上信号機が見えます。

下高井戸

下高井戸に到着。
駅前の商店街から。

駅入口。

東急世田谷線の終点でもあります。
かつての玉電の歴史を今に伝える世田谷線。

世田谷線は京王線 (本線系統) と軌間が同じです。

京王線下り1番線のホームの端ギリギリにある踏切から。
急カーブの途中にホームがあります。

車も通れないような狭さの路地を抜けて次は明大前へ向かいます。

明大前

踏切から見える明大前のホーム。
ホームギリギリに信号 (52って書いてあるので閉塞なんですかね?) があり、さらにホーム中程にも場内信号がありました。

ATS時代もATCになった現在も、明大前の朝ラッシュで、駅停車中の電車のすぐ後ろまで後続車が詰めてくる様子は名物ですねw

明大前の駅前。
八王子方面から渋谷方面の定期ユーザーは、井の頭線下りから京王線下りの乗り換えで、フレンテ口から一旦出て、こちらの改札から入り直すという裏技が使えますw

井の頭線ホームの上には一般道の橋が架かってて、ホームを見下ろせます。
当時デビューしたばかりの新型1000系。

井の頭線を渡ったところの商店街。

明大前は、2Fが京王線ホーム階、1Fが改札階、B1Fが井の頭線ホーム階になっていて、2FからB1Fへ一気に降りるエスカレーターもあります。(写真中央奥ちょっと左)
さっき渡った一般道の橋は2Fの京王線ホーム階とB1Fの井の頭線ホーム階に挟まれた場所 (写真中央奥の水平方向) にあり、改札内と改札内のエリアに挟まれた場所に改札外のエリアがあるという、カオスな構造になってるのも明大前の魅力のひとつですw

こちらは明大前の北側、甲州街道から見た井の頭線ホームと、奥に京王線の駅舎です。

ちょっと井の頭線へ

駅北側の明治大学を過ぎると、玉川上水が井の頭線を渡る水道橋があります。(人も渡れます)
井の頭線の2本の線路に対して、橋の下に通れる空間が4箇所もあるのは、未成線と消えた東京山手急行計画のなごりといわれている場所ですね。

ここから永福町方面は坂を下っていくようになっていて、井の頭線が遠くまで見渡せます。

ふたたび京王線へ

ふたたび京王線へもどります。

今はなき6000系の大島急行
橋本ユーザーとしては6000系は都営線直通急行の印象がよく残ってます。
都営線直通は行き先の表示が緑地に白字。

遮断機ギリギリを駆け抜けていきます。

下高井戸方面。

反対を向いて明大前方面。

明大前は2面2線 (片方向1面1線) しかないホームで各停から特急まで全ての電車が止まります。
1つのホームで1時間当たり最大30本もの電車を捌く、京王線の中でも驚異的な駅ですw

日も暮れてきたのでスローシャッターで遊ぶ

京王線 (本線系統) はATC化に伴って車内信号に切り替わったので、こういう地上信号はもう見れないんですね…。

今では信号機本体は撤去されて、寂しげに残された電柱部分だけが、かつてそこに信号があったことを伝えています。

で、ここからしばらくスローシャッターでお遊びタイム。

まずは9000系通過中。

6000系通過中。

7000系通過中。

そして8000系通過中。

すっかり暗くなりましたが、明大前から代田橋へ向かいます。

少しの間井の頭通りに沿って進みます。

代田橋

井の頭通りがカーブして行くところに、代田橋があります。

代田橋は、同じホームで明大前側は地上、笹塚側は高架というおもしろい構造。

代田橋を出ると、環七を高架で渡ります。

笹塚

そのまま高架で進んで、笹塚駅。
京王線と京王新線の分岐点です。
新線新宿・都営直通は京王新線に入ります。

どちらも笹塚から地下に入りますが、幡ヶ谷と初台は新線にしかないのと、新宿駅も京王線新宿と新線新宿では場所が離れているので、京王ユーザーならしっかり使い分けましょう。

ちなみに、よく見ると分かりますが、笹塚の「塚」の字は、普通の塚の字に1つ点が入っているんですね。

笹塚から幡ヶ谷へ向かうところで、高架から一気に地下へ潜っていきます。
笹塚では外側の1・4番線が京王線、内側の2・3番線が新線なので、内側の新線を甲州街道の下へ通したあと、4番線 (京王線上り) だけが最後に地下へ潜っていきます。

そのため、京王線の上り線だけが、ここで一瞬だけ単線みたいになってる場所があるのです。

ここの踏切は、ぱっと見単線のように見えます。

ここから京王線新宿行きの上り電車が地下のトンネルへ入っていきます。

幡ヶ谷

地下へ潜ったところで幡ヶ谷。
幡ヶ谷駅があるのは新線だけです。
新線は甲州街道の真下を通ってます。

新線は甲州街道の下ですが、京王線はというと、もともと玉川上水が流れていたところを埋めて走っていたそうで、さらに今はその真下をトンネルで通っているそうです。
で、その真上は公園みたいになってて歩けるようになっています。

ちょうどこの真下を京王線が通ってます。
今はこの地下ですが、かつてはこの場所に線路が通っていたんですね

初台

京王線の前上を歩いて行くと初台に出ます。

初台からさらに先も、玉川上水跡の地下を京王線が走っています。
ここもかつては地上を京王線が走っていて、そのさらに昔は玉川上水だったんですね…

山手通りを渡ると新宿もあと少し。

ここで線路跡が甲州街道沿いに出ます。
もともとは京王線は甲州街道上を走る路面電車だったそうです。
今はこの真下を通ってます。

新宿駅のさらに近くになると、甲州街道のすぐ1本南に短い距離の路地があります。
地図上で見ると、きっと最後にここの下を通って、カーブしながら新宿駅へ入っているんじゃないかと予想。

新宿

そして新宿駅前の西新宿1丁目交差点。
ここの地下をルミネの方にカーブしながら入っていって、京王線新宿駅に到着となります。

いつもの京王線入口。

そしていつもの京王線改札口に到着!

これでゴールです!

以上!

そんなかんじで、まとめるのも相当時間がかかってしまいましたが、3年溜め込んでたものがようやく上げられました…

この年はまだATC化する前で、6000系も現役時代だったので、6000系とか地上信号機とか、今ではもう見れない物が写っている貴重な資料となりましたねw

次は京王沿線徒歩の旅2010、調布~仙川編をまとめていこうと思います。

ではでは。

調布駅付近の地下化まであと24日!

タグ 京王 旅行 写真

2012-07-26T05:36:04+09:00 | by XIAORING | このエントリーのURL